小牧山の照葉樹林②
◼️2017年4月5日(水)晴れ
小牧山の斜面にはいくつもの登頂ルートが作られており、植物観察に向いている。標識も各所に設置されているので、迷う心配もない。
林内の低木層には、比較的多様な植物が見られる。
神事に用いる、
モッコク科サカキ属
サカキ Cleyera japonica
サカキの代用品、
モッコク科ヒサカキ属
ヒサカキ Eurya japonica
雌雄異株。葯が見えるため、この株は雄株。
花柱が見えるため、この株は雌株。
葉表
サカキが全縁であるのに対し、ヒサカキには浅い鋸歯がある。
続いて、青々と茂る、
ガリア科アオキ属
アオキ Aucuba japonica
この種も雌雄異株。
花柱のみが見えるため、この株は雌株。
葯のみが見えるため、この株は雄株。
以上の3種に注目してみたが、これらはいずれも株数が多く、照葉樹林のレギュラー級の構成員と言えよう。もうしばらくすると、サカキの花期、アオキの果実期が訪れる。引き続き観察していきたい。